2021/06/14
住宅買い替え検討中の方へのウッドショックの影響は?
ウッドショックとは現在世界中で急激な「木材不足」に合わせて「木材価格の高騰」が起こっている事を言います。
現在既に住宅建築中や、新築マンションを購入し完成待ちの方は影響を受けている方も多くいらっしゃると思いますが、影響は深刻で、全国的に工事に遅れが発生しております。
これからマンション・戸建の買い換えを検討されている方にはどのような影響が考えられるか?を今回は解説していきます。
ウッドショックによる建築費の高騰
日本国内では木材価格が相場の倍の値段、世界的に見ると3倍になっている地域もあります。
木材価格の高騰により、木材をたくさん使う住宅の建築費も高騰しております。
『私はマンション(鉄骨コンクリート)だから影響はない』とは言えません、マンションの躯体構造はコンクリートでも、内装工事では多くの木材が使われるからです。
買い換えで新築住宅を考えている方は、予定している予算では、希望の新築を購入できない可能性もあるので、ご注意ください。
中古住宅にも影響が?
ウッドショックで価格が高騰しているのは、新築戸建・新築マンションに限ったことではありません。中古住宅も価格の高騰が予想されます。それは何故か?
新築住宅を検討している購入層の方が、中古住宅市場に流れてくるからです。
新築住宅の高騰→中古住宅購入検討者の増加→中古住宅の需要拡大・価格高騰の流れです。
札幌市内の中古住宅相場
札幌市内では、数年前からマンション・土地の価格上昇が進んでおり、5年・10年前に購入した中古マンション等は、購入時と同じ価格、それ以上の価格で売却されている方が多くいらっしゃいます。
今回のウッドショックの影響により、現在高値で売却できている中古マンションの更なる需要が考えられますので、買い換え検討中の方は、改めて現在所有されている不動産価格を確認して、新規住宅購入の予算を組みなおす必要がありそうです。
現在の不動産価格を知りたい方は、査定依頼をお試しください。
まとめ
ウッドショックの影響は世界的なものですが、特に日本は今後も更に苦しい状況が続くことが予想されます。
現在は中国も木材需要が増加しており、高値で買い取っており『高品質な木材を低価格で』求めようとしている、日本の企業が相手にされなくなる可能性は高いです。
木材の約6割を海外に頼ってきた日本も今後日本国内で『適正価格で安定供給』を目指して動き出している団体もあるので、成功するよう期待したいところです・・・。
今後も家で過ごす時間が増えて、住みやすい家にするためのリフォームや、テレワークをしやすい家を新築したと考えている方で、需要は更に拡大傾向にあります。
常に最新の情報をもって損をしないような買い換えを出来るよう、これからも情報を発信し続けます。
最後までご拝読有難うございます。感謝します。