土地

春眠暁を覚えずとは行かず、毎日午前５時には起きているハウスドゥ！大谷地店門脇です。
土地の価格相場シリーズ第２回は平岡地区です。
平岡地区は昨年の取引事例が少なかった為、令和元年７月～令和３年３月末で調査しました。（不動産流通機構登録履歴による）
それでは札幌市清田区平岡地区を４つに分けて分析していきましょう。

①平岡１条・平岡２条の土地相場

平岡１条１丁目には『西友清田店』・『清田区役所』があり、その周りと旧国道36号を挟んで、平岡２条１丁目３丁目までが住宅の多い地域である。
地勢としては、平岡１条は傾斜地が多い。平岡２条はほぼ平坦地である。
中央バス『柏葉台団地行』が旧国道36号を通る為、福住バスターミナルからのバスアクセスに優れている。
『厚別（あしりべつ）神社』では、例年9月12日に例大祭が行われ、境内には出店が立ち並び大勢の人でにぎわいます。（令和２年の例大祭については、新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、神輿渡御・境内での奉納行事・露店は中止となり、参列者を限定し祭典のみ執り行われました。）
商業施設としては『イオンタウン平岡』・『フードD平岡食彩館』がある。駐車場が広いので、他の地域からも多くの人が利用している。

平岡１条４丁目にあるラーメン屋『RAMEN　RS改』は人気店で、駐車場がいっぱいになっている事が多い。

 

土地の取引事例としては２件あります。

取引された事例の土地面積は、330.63㎡と205.91㎡です。
土地価格は、坪単価22.5万円と27.0万円で取引が成立しておりました。
商業施設や倉庫、配送拠点などの居住地以外の敷地が多い為、取引事例は少ないです。

 

『RAMEN　RS改』さんの背脂中華そば

 

②平岡３条～平岡５条の土地相場

『平岡中央公園』・『平岡樹芸センター』・『大池』（一般立入禁止）・『平岡公園』があり、自然との住宅街が融合した地域である。
商業施設としては『イオン平岡店』があるが、大池の緑地帯と厚別中央通りに挟まれている為、徒歩での利用はしづらい。
北野編でも触れたが、厚別・滝野公園通には『ドン・キホーテ』・『焼肉徳寿』などが立ち並んでいる。
地勢としてはほぼ平坦だが、一部傾斜地もある。

 

土地の取引事例としては９件あります。

取引された事例の土地面積は、169.80㎡～536.19㎡で平均面積は271.70㎡（82.18坪）です。
土地価格は、坪単価20.5万円～25.2万円で取引が成立しており、22万円～25万円前後で取引されている事例が多い。
こちらの地域は売り出し開始から1～6ヶ月で成約に至っており、値付けによって成約期間は変わる地域です。

平岡樹芸センター

 

➂平岡６条～平岡８条の土地相場

地域の中心部に『東光ストア』・『産直生鮮市場』がある。徒歩で入店が可能な立地の為、生鮮食品の買い物は将来的にも安心である。
平岡６条には１条から４丁目まで『平岡はるにれ公園』・『平岡杜のみち』・『平岡東公園』・『平岡きのこ公園』・『平岡ふれあい緑地』・『平岡わんぱく公園』と動線がつながっており、厚別中央通りを越えると『平岡公園』の入り口となっている。片道約900メートルと丁度いい散歩道である。
地勢としては、平坦地もあるが緩やかに傾斜している地域が多い。
大谷地バスターミナルからのバスは、厚別・滝野公園通を通り平岡６条１丁目の交差点で曲がる路線が多く、バスアクセスに優れている。

 

土地の取引事例としては15件あります。

住宅件数が多いので取引事例が多い。
取引された事例の土地面積は、168.69㎡～258.49㎡で平均面積は196.21㎡（59.35坪）です。
土地価格は、坪単価19.6万円～35.8万円で取引が成立しており、昨年７月以降は30万円以上で取引されている事例が多くなっている。
売り出し開始から1～3ヶ月で成約に至っている。

④平岡９条・平岡10条の土地相場

地勢としては比較的傾斜地が多い。
平岡10条１丁目で地下鉄東西線『大谷地駅』まで徒歩12分～15分と地下鉄徒歩圏の地域になる。
商業施設としては『卸売りスーパー平岡店』がある。『欧風洋菓子エル・ドール平岡店』は自分で書いたイラストをデコレーションケーキにしてるれるサービスをしている。

 

土地の取引事例としては10件あります。

取引された事例の土地面積は、182.57㎡～263.38㎡で平均面積は205.45㎡（62.14坪）です。
土地価格は、坪単価22.0万円～34.1万円で取引が成立しており、25万円～29万円で取引されている事例が多い。
売り出し開始から1～4ヶ月で成約に至っている。

まとめ

元々人気のある地域ですが、近年は更に平岡地区の人気は高まっています。

需要はますます増加すると予測します。

バス路線と生鮮食品店が充実していることが特徴です。

どちらも圏内に多くの住居があることを前提として存在しています。

世代の交代が順調に進めば、将来も安泰な地域と言えるでしょう。