TIPS不動産売却の知恵

不動産売却全般

2023/02/17

中小不動産会社で不動産売却をするメリット・デメリット

以前の私の記事では

札幌で不動産売却する際の会社比較ポイント
ということでどのように会社選びをするかお話させて頂きました。

今回は2回に分けて大手と中小のメリット・デメリットを業界経験17年の私が客観的な目線からお話させて頂きます。
1回目:大手不動産会社で不動産売却をするメリット・デメリット

中小不動産会社について

そもそも中小不動産会社とは?

不動産業界の中で言われているのは札幌だと住友不動産販売、三井不動産リアルティ、東急リバブルの3社以外の会社を言います。
言い方を変えれば、地場のみで商売を行っていたり、大手フランチャイズに加盟している会社を言います。
札幌を拠点にやっている地場の会社は1000社以上あります。
大手フランチャイズで見ると弊社も加盟している「ハウスドゥ!」や「センチュリー21」が良く聞く名前かと思います。
「ハウスドゥ!」で見ますと令和5年2月現在で札幌市内21店舗展開しておりまして、色々な会社が看板を借りて営業している為、サービス内容も様々となっております。
ちなみに弊社では【ハウスドゥ!電車通り店】と【ハウスドゥ!大谷地店】の2店舗を運営しております。

頼んだ際のメリットは?

1000社以上存在する為一言でいうのは難しいのですが、弊社も中小に当たりますので弊社の場合と一般的な地場の会社さんの場合も含めてご説明していきます。

地域密着、紹介やリピーターが多い

弊社であれば電車通り店は中央区、西区、豊平区に特化しており、大谷地店は清田区、白石区、西区に特化しております。
他社さんも○○区限定や札幌市内を営業エリアにしてますという会社が多いです。
そのため地域に詳しく、取引事例をたくさん知っております。
また長年店舗を構えている場合、近隣で取引したお客様も多く、評判が良ければリピーターや紹介もおのずと多くなります。
よって適正価格のご提案が得意であり、その会社独自のお客様が多く、良い条件で取引が成立する可能性が高くなります。
売却を進める際には大手だけではなく、売却したい物件の周りの地場の会社も数件当たってみると良いかと思います。

経験年数が長いプロが多くいる

業界内では大手は体育会系でノルマや目標に厳しく、人の出入りも激しいと言われております。
一方で中小は会社によってももちろん違いますが、伸び伸び働ける環境のところは多い様に見受けられます。
よって人の出入りも多くはなくその会社の勤続年数も長い人が多い傾向にあります。
転職や独立をしたとしても業界内にいる人が私の周りでも圧倒的に多いので業界経験10~30年の人も多いでしょう。
不動産売買は奥が深く、案件によって色々な調査や知識が必要なことから経験値が高い人に話を聞くことは売却成功の近道となります。
もっと言うと、売却可能額の線引きに根拠があり提案が経験を基に話してくれるので説得力がある。
販売→売買契約→決済までの一連業務を数百件経験している人もいる為、効率良く気持ちの良い取引ができるよう気にかけてくれたり、トラブルに発展しない為のリスク回避をしっかりしている場合が多いです。
参考として、来てくれた営業マンに経験年数を尋ねてみるのも良いかもしれません。

会社のルールが細かくはなく、融通がきく場合が多い

これは会社によりますが、社内資料が少ない為手続きが楽だったり、自宅にすぐ来てくれたり、資金繰りが難しい方に最適な方法を何パターンか提案してくれたり自由度が高い場合が多いです。
大手やルールが固い会社さんは「弊社ではこのような方針の為対応出来かねます」という場合も多いかと思います。
またサービス内容も様々です。
全く行っていない会社もあれば弊社のように複数の特典を付けているようなところもあるでしょう。
気持ちよく取引が出来るかどうかは会社次第でもあるので、世間話の中から会社はどんな社風なのか?頼んだ際の売りは何なのか?この辺を尋ねてもらえれば事前にイメージできるかと思います。

頼んだ際のデメリットは?

対応エリア外、サービスの提供外の場合がある

先程メリットの部分でお話しましたが、地域密着の会社が多いです。
裏を返せば担当エリア外が多かったり、市街化調整区域は受けてもらえないという会社も多いかもしれません。
弊社では札幌近郊までを対応エリアにはしておりますが、清田区限定という会社に南区をお願いしても対応してくれないと思われます。
中には札幌の会社でも岩見沢、三笠まで対応という会社も存在しますが、かなりレアなのでまずは周辺の不動産会社を当たることをお勧めします。

経験値が極端に低い人もいる

会社によっては学歴重視なところもあるそうです。
ただ未経験で学歴もそこまで、話すのが好き、不動産を売りたいという人は採用のハードルが低い中小企業を選ぶでしょう。
その人たちの修業は実戦にて行われます。
当然社内研修はどこもありますが、お客様が初契約という可能性も考えられます。
事前にミスをしないように上長の確認や説明のイメージトレーニングを行う人は多いと思いますが、経験値が低い為、効率が悪かったり融通が利かなかったりお客様にご迷惑をおかけすることも考えられます。
引渡しまでのイメージを本人が出来ていなかった為、リスク回避が不十分でトラブルが発生したり、最適なご提案が出来ていなかったという場合もあります。
ですので経験値が低い人にお願いする際は上司の同行やサポートがあるかも確認してみて下さい。

サービスの提供が不十分な会社が多く存在する

私が考える売主様へのサービスとは
・売れるであろう価格を、根拠に基づきご提案すること
・頼んだ際にどのような特典やお値引きがあるのか先にお伝えし、確実に実行すること
・物件情報の露出を多くし、反響が取れる媒体へ反響が取れる広告を掲載すること
・契約から引渡しまで気持ちの良い取引になるよう一緒に歩んでいくこと
・後腐れの無いよう、リスク回避や書類作成を緻密に行うこと

大きく分けてこの5点と考えます。
この中で1つでも疎かにしている会社は私から見るとプロではありません。
弊社に任せる任せないは別としてこのような会社はどう思いますか?というお問い合わせでも構いません。
まずは私が考える最適なご提案をさせて頂きたく思います。

まとめ

今回は中小不動産会社についてということで同業の為、言葉を選びながらでもなるべく実態が伝わればと思い書かせて頂きました。
最後までご高覧頂きまして有難うございました。

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