2023/01/13
リフォーム販売に注意。原点を見つめなおしてみた。損をしない不動産売却の方法
以前の私の記事では
損をしない不動産の売却方法【第1回目】→価格戦略・設備保証・ホームステージングで高く売る!
損をしない不動産の売却方法【第2回目】→更地にする前に読んでほしい。古い一戸建てを賢く売る!
をお話しさせて頂きました。
今回の査定記事では最後にお伝えしたかったポイントを2つに絞って解説していきたいと思います。
損をしない不動産の売却方法【第3回目】完結
リフォーム販売は必ずしもおススメとは言えない
売主様の中には汚れた状態では売りにくいと考え、「先にリフォームをして綺麗にしてから販売した方が良いですか?」
と聞かれることがあります。
私の答えは室内状況にもよりますが「NO」です。
さすがにカビや結露が目立ち、室内全体が黒ずんでいる場合は清潔感が感じられなかったり、次に自分たちが住んだ場合も同じ状況が起きるかもしれないと思われてしまい成約に苦戦する場面もございます。
その際はクロス補修くらいは行った方が良いと言えます。
ただ一般的に住んでいたら発生するであろう汚れや傷、築年数相応な場合は特段リフォームはしなくても売れます。
むしろ中古物件をリフォームして売る分、リフォーム費用が販売価格に反映されるくらいであればしない方が良いとも言えます。
現代では新築が高騰していることから、中古を購入してリフォームを行い住むというのが数年前からブームとなっております。
そのことからリフォーム業者、買取再販業者も年々増えており、リフォームのバリエーションも多くなっております。
自分で水廻り設備のメーカーや色、フローリングの素材、アクセントクロスを貼る場所とデザインまでチョイスするお客様も多く、売主様の方でリフォームを行う際はかなりセンスが問われると考えます。
結論、リフォームを行い先に出費がある→価格に反映されることで問い合わせ減が考えられる→購入検討者にそのリフォームを気に入ってもらえず、再度好きなデザインでリフォームされた例もある=資源の無駄になったり、価格交渉されることがある。ということから私は基本、現状引渡しをおススメさせて頂いております。
少しでも多くの人の目に触れるようにする
これまで高く売る方法、賢く売る方法をご紹介してきましたが、原点を見つめなおすとやはりこちらが基本と言えるのではないでしょうか。
どんなテクニックや知識があってもまずは人に情報を見てもらわなければ何も始まりません。
ではどのようにして多くの人に見てもらえるのか?
弊社が媒介を受けてから行っているルーティンをお伝えします。
1.物件資料を作成→買取業者、建築会社、弊社お客様へ情報を配信
2.インターネットへ掲載→スーモ、アットホーム、ホームズ、ハウスタウンと探す方は必ず見るサイトへ情報登録
3.レインズへ掲載→不動産会社だけが閲覧可能なツールですが全国で見れるようになります。
4.チラシ、折込配布→近隣にポスティングを行ったり、新聞折込にて札幌近郊まで51万部配布されます。
5.オープンハウスを開催→土日現地待機を行い、通りがかりの人にも気付いてもらう。
この順番で進めていきますが、1の段階で成約することもあれば5まで行ってようやく成約するということもあります。
また物件によっては居住中の為、オープンハウスは出来ない、近隣には売り出し価格を知られたくないのでポスティングは避けたいなどありますので活動内容は売主様によってカスタマイズさせて頂いております。
これも媒介を受けた会社によってやり方は様々です。
・ピンポイントな情報発信まではしてくれない。
・インターネットは1つのサイトのみで見られているかどうか不安。
・自分の会社で成約したいと考え、レインズへ登録してくれていない。
・紙媒体は経費がかかる為、行ってくれない。
・オープンハウスは人手が足りていない為、開催してくれない。
など色々な声を耳にしたことがあります。
どれだけ大きな会社でも、どれだけ知識のある担当者でも、物件情報の露出を増やし数多くの人に見てもらうことが出来なければ損することもあります。
この辺りは会社比較ポイントにもなります。
以前の記事 札幌で不動産売却する際の会社比較ポイント
皆さま、必ず損をしない売却を行いましょう!
まとめ
今回は損をしない不動産の売却方法【第3回目】完結ということでポイントを2つお話しいたしました。
損をしないシリーズは最後の予定ですがもしかすると今後続編で4回目あるかもしれないです。
最後までご高覧頂きまして有難うございました。